日本を代表する漫画家の鳥山明さんの訃報が飛び込み、日本中では驚きと悲しみの声で溢れています。
現在活躍する数々の漫画家の方のほとんどが影響を受けたと言っても過言ではないくらいの偉大なお方でしたよね。
ご冥福をお祈りします。
鳥山明さんの訃報に伴い、代表作である『ドラゴンボール』を改めて読み直したくなった方も多いのではないでしょうか。
筆者も気になり調べたのですが、ドラゴンボールの漫画は通常の単行本と完全版があり値段も見た感じも異なっているため単行本と完全版でどんな違いがあるのだろうと気になりました。
そこで今回は
- ドラゴンボールの漫画の単行本と完全版の違い
- ストーリーに違いがあるのか?
- 迷ったらどちらを買うのがおすすめ?
についてご紹介したいと思います!
ドラゴンボールの単行本と完全版の違いは?
通販サイトや書店でドラゴンボールの漫画を見ると、
完全版が赤い表紙・単行本は表紙に黄緑色の文字でDB
と書いてあります。
筆者はドラゴンボールを読んだことが実はなく、これを機にネットでドラゴンボールの全巻を買おうと見ていましたが…
見た目が違うし単行本と完全版は
- ストーリー違うの?
- 何かの続編?
- どっちがいいのかわからない!
状態になりました。きっと私と同じ方もいるはず・・・!
早速調査してそれぞれの違いについてまとめたいと思います!
値段や巻数・漫画サイズの違い
まず、ドラゴンボールの漫画の単行本と完全版は値段も巻数も異なっています。
単行本 全42巻 | 完全版 全34巻 |
1冊 484円 | 1冊 1,078円 |
完全版が巻数少ないけどシーンを厳選しているのかな?
完全版の方が巻数が少ないですね。なぜか調べていくとそもそも単行本と完全版は本のサイズが違うのです!
完全版はA5サイズと単行本より一回りほど大きなサイズでした。
なので1ページあたりのシーンも多く描けるのでしょう。
紙質についてですが完全版の方が質の良い紙を利用しているので単行本のざらざらした触り心地に比べてよりつるつるして白く、ページも折れにくいです。
また、完全版は連載時カラーだったところがそのままカラー掲載ということもありくまなく楽しめます。
そういう理由からモノクロの単行本に比べて完全版は値段が高いのですね!
ストーリーの違いは?
気になるストーリーについてですが、基本的にストーリーに変わりはないようです。
単行本は1985年~1995年に連載されたものに対して完全版は2002~2004年に発売されていました。
単行本が終了してから7年後に完全版が出たため、ストーリーに直接関係ない部分で以下の違いがあるようです。
- ラストの締めの文章が異なる
- 完全版は最終シーンで4ページほど追加がある
鳥山明先生は完全版でいくつかのシーンを修正し最終部分を4ページほど加筆されています。
おそらく年数が経つにつれて鳥山先生は伝えたいメッセージやニュアンスを微妙に変えられたのだと思います。
ストーリーに直接関係のない修正や加筆とのことですが、鳥山先生がドラゴンボールで伝えたかったメッセージが更新され反映しているのは完全版ということになりますね。
ラストシーンの違いは?
先ほども述べたように単行本と完全版では物語の締め方に若干の違いがありました。
詳細についてはネタバレを含むので説明を避けますが、最後のナレーションの締めのセリフが単行本と完全版では異なるのが印象的です。
最後のコマもまだ続きがありそうな余韻を筆者に残しているのでは?と予想できるような描き方になっているようです。
また完全版ではラストシーン周辺がカラー掲載になるという豪華さなのでかなり見ごたえがありそうです。
ラストシーンの単行本と完全版を見比べてみて、鳥山先生が変えてまで伝えたかった意図をくみ取りながら読むのもいいかもしれませんね!
ドラゴンボール単行本と完全版おすすめはどっち?
どちらを買ったらいいのか迷うという方は、単行本に比べて値段は高くなりますが完全版の購入がおすすめです。
今回調査して私が感じた完全版の一番の魅力はラストシーンの若干の修正(鳥山先生が伝えたいメッセージ?を若干変えたこと)だと思いました。
ドラゴンボールの作品をより深く味わいたいのでしたら完全版ですね!
しかし単行本は気軽に読み返ししやすい良さがあるので、単行本は読む用・完全版は観賞用と分けたり、細かいシーンの間違い探しをしながら読むのもいいかもしれません。
まとめ
ドラゴンボールの漫画の単行本と完全版の違いについて調査しました。
まとめると
- ストーリーの違いはない
- 完全版は単行本に比べサイズが大きい
- 完全版はカラー掲載あり
- 完全版は紙質がよく保存に適している
- 完全版はラストシーンに加筆修正がある
基本的にストーリーの違いはないのでどちらを読んでもドラゴンボールの話は同じように理解できますが、完全版と単行本をどちらを買おうか迷った場合は完全版をおすすめします^^
ご紹介した完全版と単行本との違いを参考にしていただき、ご自身に合ったものをご購入くださいね!